天空の魅惑
空は、果てしない色彩の宝庫です。刻一刻と姿を変える色彩のあや・・・・・。
限りない神秘を秘めた空は、今より自然とつながりの深かった古代の人の心をしっかりととらえました。
古代中国の人びとは空の魅惑に憧れ、何とか焼き物にその姿を現そうと工夫を重ねました。
そして、その努力の結晶が青白磁・白瓷だったのです。
青白磁の青には空の青さが映し出されています。
その澄み切って静かな青の中には、人間の心のやさしさ、あたたかさといった深い精神性すら宿っています。
また、白瓷には、空に漂う白雲の白が映し出されています。
白瓷は、ある時は朝日に映える、ちょっと黄味を含んだ白のようだったり、また、ある時は月光に映える仄青い白であったりします。
その色彩の変化は、空の変化にも似て、眺めていても飽くことを知りません。
人間国宝 塚本快示先生により、1,000年前の中国宋代の「青」と「白」が現代に復活。
現在、ご子息の塚本満先生が「快山窯」指導者として後を継がれ、この独自の美しさを更なる高みへと昇華させるため、日々研究を重ねておられます。
株式会社 丸忠
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